2011年3月31日木曜日

インドからの手紙(3/31)

大喜びのYMCAボランティア

 
 インドのワイズメンがインド国内の仲間に向けたメッセージが札幌ワイズメンズクラブの会長の手によってワイズドットコムに流れていた。

 私も最初に、この文書を読んだ時に本当に日本人がこうなっているのかと面はゆい部分もある。
 しかし、世界中の人々から日本人の勇気と謙虚さと団結を称える声は広がりつつある。

 それがたとえ勘違いだとしても、そういう声に応えてきたい。
 今日の自分より、より良い自分になっていきたい。そう思える自分がいる。

 今日もワイズメンズクラブ国際協会 東日本区書記の中田さんから仙台YMCAから要望のあったスコップ・フォークなどが無事に届いた知らせを受け取る。
 大きな金額が動いた訳でもなく大きな組織が動いた訳でも派手さもない。
 しかし、地元に密着したYMCAだからこその着実で地道な働きがある。
 
 みんなでしっかり生きていきましょう。共に前へ・・・

以下翻訳文

友人諸君、
 苦境にあって人は如何に振る舞うべきかについての素晴らしい教訓をここにお送りします。それは日本からの素晴らしいお手本です。

強靭な日本国民から学ぶべき10の偉大な教訓:

1.平静さ:
 胸を叩いたり、狂気じみた嘆きというような光景はただの一つもありませんでした。悲しみは昇華され、人々がお互いを助けあう姿が見られ、政府や民間機関の助けを当てにする姿は見られませんでした。

2.品位:
 水や食料を求めての規律正しい行列。荒々しい言葉や粗暴な振舞いは一切ありません。人々は明日のための食料を蓄えることすら考えていませんでした。

3.能力:
 一例を挙げれば、信じられないような建築家。建物は大きく揺れましたが、倒れることはありませんでした。今、人は「メイド・イン・ジャパン」が何を意味するのか知ることが出来るのです。

4.慈悲:
 人は自分自身のためよりも他の困っている人々のためにより多くを買い求めました。その人々が誰よりもそれを求めていると考えて。この思いは国中に行き渡っていました。

5.規律
 店での略奪行為は一切ありません。路上でもやかましく警笛を鳴らす者も、追い抜くも者もいません。
 ひたすら理解し合うのです。この忍耐力が日本の成功の陰にあるものなのでしょうか?

6.犠牲心:
 50人の作業員が原子炉に海水をくみ上げるために現場に残りました。それによってどのように報いを受けると言うのでしょう?これは自分自身が他の助けを必要としているというのに、人々と国を 愛すると言う日本のささやかな一例にすぎません。

7.優しさ:
 レストランは値下げをしました。現金自動預け払い機は放置されていました。強い者が弱い者を世話しました。

8.訓練:
 老人も、若者も、子供も、誰もが何をなすべきかを知っていました。そして、それをきちんと行なったのです。

9.マスコミ:
 マスコミは報道にみごとな自制を示しました。思慮を欠いた記者は一人もいませんでした。冷静な取材報道に徹し、その番組に必要な以上に自分のチャンネルを目立たせるために恐ろしい場面を毎分ごとに繰り返すなどということはありませんでした。

10.良心:
 店で停電になった時、人々は品物を棚に戻し、静かに立ち去りました。

 不幸なことに、これは日本が遭遇した2度目の最悪の災害です。
 第1は広島・長崎で、第2が福島の津波です。
 私達インド人は、この自然を信じ自分人よりも他人が生き残ることを大切に思うこの勇敢な愛国的な人々を自分を偽ららずに正しく評価することを少なくともやってみることが出来るでしょうか?
 私たちはなんとかしてこの勇敢で素晴らしい国民に相応しいものとなるべく自らを変えることが出来るでしょうか?
 自分を偽らずに自分の姿を評価してみましょう。よい一日をお過ごしください。

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